令和四年活度報告

本少年刑務所大祓式 感想

 

総務委員会 穂高克彦

 

 令和四年十二月二十三日十三時十五分より、松本少年刑務所にて、大祓式並健康更生祈願祭を斎行しました。

 当日は、朝から大変冷え込んでいました。また、朝方まで雪が降っていたためか、松本市内外とも渋滞しており、集合時間に全員が集まれないほどでした。

 私は、松本少年刑務所での奉仕は初めてでしたが、ほかの皆さんが手馴れていたことや、集合時間が早めにとってあったこともあり、松本少年刑務所に到着してからは、スムーズに事が進み、各々細かなところまで確認をとって頂いたおかげで諸準備に落ち度もなく、祭祀は定刻通り始まりました。今年もコロナ禍ということもあり、参列者八名で教室にて行われました。

 教誨師から被収容者に向けられた言葉の中に「大祓いは人が知らず知らずのうちにため込んでしまう罪穢れを祓い清める行事です。体についた汚れは洗い流せばキレイになりますが、心の汚れはできない。大祓いは心の穢れを取り除くことができます。体の成長は止まっているかもしれませんが、心はいくつになっても成長させることができます。心を清めて清々しい気持ちで新年を迎えてください。また、式の中で大祓詞を読みますが、心の中で今年を思い返しながら、反省するところはして、来年はどんな年にしたいかを考えながら、受けてください。」というような感じでおっしゃっていました。

 話は被収容者に向けてのものでしたが、私にも思うところはありました。今年はコロナ禍になって3年目になり、感染者数というところではあまり落ち着いていませんが、規制が緩和し、徐々に社会が回りだしたように思います。

不安はまだあるのは確かです。しかし、私はコロナ禍というのを理由に消極的になっていろんなことを諦めていました。つまり、知らず知らずのうちに心が弱くなっていたように思えるのです。この大祓いを機に穢れを清め、心を成長させて、来年は積極的に行動しようと思うと同時に、いろんなことが普通にできる世の中になればいいなと思える一日となりました。

 

 

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